第1期
「さよなら沓掛キャンパス展 Part1」【終了】
4月9日(土)〜5月15日(日)
京都市立芸術大学(京都芸大)は,令和5(2023)年に現在の沓掛キャンパスから京都駅東部への全面移転を予定しています。移転前の最後の年度という節目に際し,沓掛キャンパス時代(1980〜)にゆかりのある収蔵品を通して,本学と芸術資料館の活動の足跡をたどります。Part1となる本展では,沓掛に移転した昭和55(1980)年以降に収蔵された資料・作品をふりかえります。
【主な展示予定作品】
《 神像(マサライ) 》 (ニューギニア民族資料) 20世紀
川村曼舟《 蜑邨暮靄 》1919年 ほか
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ギャラリートーク
(展示解説)
5月10日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料 |
第2期
「語る絵画−絵巻と襖絵」【終了】
5月21日(土)〜6月26日(日)
日本で特に展開した絵画形式に絵巻があります。平安時代以後さまざまな出来事や物語が絵画化されました。また,中世になると室内を区切る調度として襖の需要が高まり,この襖に物語の一部を描くことが増加しました。従来の物語のみならず宗教性を反映した画題が広がっていきました。これらは,日本の文学や思想を熟成させる基盤のひとつとなりました。本館が所蔵する写本を通して,描かれた説話や物語の世界をお楽しみください。
【主な展示予定作品】
森島好樹・中島悠翠・吉田友一・林司馬・阿部能人・芝正雄 《 道成寺縁起(内貴本) 》 1940年
岐美竹涯 《 香厳撃竹図(狩野元信) 》 1898年
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ギャラリートーク
(展示解説)
6月21日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料 |
第3期
「さよなら沓掛キャンパス展 Part2」 【終了】
7月2日(土)〜8月7日(日)
沓掛キャンパス時代(1980〜)を回顧するPart2展では,本学元教員や卒業生がこの時代に制作し,寄付及び買上げになった作品を紹介します。昭和,平成,令和という社会のあり方や価値観などが大きく変化した約40年間につくり出された作品から,沓掛キャンパス時代を読み解きます。沓掛キャンパスでの本学の芸術の足跡が,新キャンパスに受け継がれ,学生たちの芸術活動の助けになることを願い展示を行います。
【主な展示予定作品】
中村善種 《 余呉の釣人 》 1992年
染谷聡 《 お椀獣太郎 》 《 お椀獣花子 》 2008年 ほか
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ギャラリートーク
(展示解説)
7月12日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料
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第4期
「像と影−人のかたちを描く」【終了】
9月17日(土)〜10月23日(日)
古く人の姿を描くことには特別な意味がありました。絵姿に呪術的要素があると考えられていたのです。そのため描かれるのは尊崇の対象に限られました。それが中世になると人そのものが関心の対象となりはじめ、肖似性を重視する似絵とよばれる肖像画が制作されるようになりました。本館が所蔵する模本と下絵をとおして、日本の肖像画の世界をお楽しみください。
【主な展示予定作品】
林司馬 《 細川蓮丸像 》 2002年
作者不詳 《 伝平重盛像 》 1899年 ほか
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ギャラリートーク
(展示解説)
10月18日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料
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第5期 【終了】
「うつし展―京都御所小御所襖絵と本館模写資料」
10月29日(土)〜12月4日(日)
日本の文化財模写の歴史の中で、京都御所小御所の襖絵にはやや特殊な事情があります。安政2年(1855)に制作された小御所は、昭和29年(1954)の火災で突然失われます。法隆寺金堂壁画とは異なり、精密な写真資料が遺されていない中、菊池契月一門の日本画家たちが復元に取り組みました。その「模写」のありかたを、本館収蔵資料を通して知るうつしの変遷とあわせて考察します。さらに現代の知見を生かして取り組んだうつしの試みを紹介します。
【主な展示予定作品】
田中訥言 《 賀茂祭草紙 》 安永8年頃
松元道夫 《 伴大納言絵巻 》 1928年 ほか

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ギャラリートーク
(展示解説)
11月29日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料 |