「平成30・令和元年度芸術資料館収蔵品展」
京都市立芸術大学芸術資料館の収蔵品は,本学における教育の歴史の中で様々な機会を得て蓄えられたものです。
会期を5回に分けて紹介します。
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第1期
「版画−版がつくる魅惑の世界」
4月11日(木)〜5月12日(日)
当館が収蔵する版画作品を紹介します。近年元教員から寄付されたものや,本学の版画研究室が1975年頃から収集していた国内外のもの等を展示します。
【主な展示予定作品】
木村 秀樹 《Two Chairs 3》 1975年
舞原 克典 《オフィス<正午へ>U》 1999年 ほか

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ギャラリートーク
(展示解説)
4月23日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料 |
第2期
「新収蔵品展」
5月18日(土)〜6月23日(日)
平成30年度に新収蔵した作品,資料を中心に本学学内で初お披露目します。
【主な展示予定作品】
憲海 《十二神将絵》 嘉永元年
岡 藤園 《雪中山水図》 1927年 ほか

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ギャラリートーク
(展示解説)
6月18日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料 |
第3期
「ROZOME 小合友之助に始まるろう染めの世界」
6月29日(土)〜8月4日(日)
ろう染めとは,防染に蝋を用いた染色法の一つです。筆を使って蝋を置く描き染めが特徴です。本学の染織専攻においても,戦後このろう染めによる表現が指導され,後進を輩出してきました。本展では,その指導にあたってきた小合友之助,佐野猛夫,三浦景生らの作品を中心に展示します。
【主な展示予定作品】
小合 友之助 《雨》 1953年
井隼 慶人 《The sea at night》 1997年 ほか
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ギャラリートーク
(展示解説)
7月9日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料
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第4期
「掛図と標本−美術工芸学校の教材」
9月17日(火)〜10月20日(日)
美術工芸学校には、明治中期以来絵画、図案、彫刻、漆工の四つの専攻が置かれました。その教育では写生や模写をはじめとする実技が大きな比重を占めましたが、歴史や理科といった教養を深める授業も重視されました。その教育の場で活躍したのが、肉筆による掛図や台紙貼された標本です。教養教育を支えた資料を初めてまとまった形で紹介します。
【主な展示予定作品】
谷口 香? 《兜沿革図(戦国時代及び兜形式) 》 1910年
谷口 香?・猪飼 嘯谷 《本邦風俗図(第七冠位着用図等)》 1909年 ほか

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ギャラリートーク
(展示解説)
10月8日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料 |
第5期
「模写を読む−画家は何をうつしてきたのか」
10月26日(土)〜12月1日(日)
模写は古くから絵画の学習における一手段や、貴重で実見が難しい本物の代用品などの役割を担ってきました。近代以降はその目的・役割が変化し、それとともに様式も変遷しています。変わらないものの代表のように見える古画の模写ですが、実は極めて歴史的な産物なのです。
当館には、江戸時代から平成まで、数多くの模写が所蔵されています。これらを読み解くことで、人の手でうつし伝えられてゆくものの可視化を試みます。
【主な展示予定作品】
村上 華岳 《釈迦成道図》(模本) 1912年
林 司馬 《法隆寺金堂六号壁観音菩薩像》(模本) 1948年 ほか
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ギャラリートーク
(展示解説)
11月26日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料 |