京都市立芸術大学芸術資料館
平成28年度陳列室展示記録

 「平成28年度芸術資料館収蔵品展」


 京都市立芸術大学芸術資料館の収蔵品は,本学における教育の歴史の中で様々な機会を得て蓄えられたものです。
 28年度は会期を5回に分けて,学校史の語り部と言える資料の中から主なものを紹介します。

 
 第1期 「覧古考新−新収蔵品展」
                        平成28年4月12日(火)−5月15日(日)

 近年新たに収蔵した宮本道夫,山本六郎,野村耕など本学ゆかりの作家による作品や資料の中から,当館では初公開となるものを中心に展示します。模写や墨絵などの絵画から工芸に至るまで,本学の歴史をも語る多彩なジャンルの展示をお楽しみください。


 【主な展示予定作品】 宮本道夫《立花鑑連像》 (模写),
                山本六郎 《山水図屏風》 (墨絵),
                野村 耕《オールド・コレクションA》 (日本画) ほか



ギャラリートーク
(展示解説)


5月10日(火)
12:15〜12:45

※事前申込不要・無料
 第2期 「四季を描く−近代花鳥風月」

                             平成28年5月21日(土)−6月26日(日)
 


 日本の四季の風景を描いた日本画,洋画を選び展示します。豊かな四季に恵まれた京都が育んだ画家たち−榊原苔山や黒田重太郎など−の感性,そしてその表現を通して,雅な花鳥風月の世界をお楽しみください。


 【主な展示予定作品】 黒田重太郎 《平安春色》,榊原苔山 《早春》 ほか


ギャラリートーク
(展示解説)

6月21日(火)
12:15〜12:45

※事前申込不要・無料
 第3期 「妖怪三昧−異形のものの棲むところ」

                          
    平成28年7月2日(土)−8月5日(金)

 この夏の暑気払いに,ご家族そろって妖怪三昧はいかがでしょうか。古くから伝承されてきた妖怪という存在を,日本人は繰り返し絵画化しました。当館が収蔵する《付喪神絵詞》《百鬼夜行絵巻》《土蜘蛛草紙》等を通して,有象無象の妖怪世界を体験してみませんか。

 【主な展示予定作品】  《百鬼夜行絵巻》, 《付喪神絵詞》,《土蜘蛛草紙》 ほか

                      
        
ギャラリートーク
(展示解説)

7月12日(火)
12:15〜12:45

※事前申込不要・無料
 第4期 「平安百景−粉本にみる明治の京都」

                               平成28年9月20日(火)−10月23日(日)
 

 幕末・明治に活躍した望月玉泉(1834-1913)は,明治20年(1887)「平安百景会」を主催し,京都の名勝百景を選んで百図を制作しました。本展では,望月家旧蔵の平安百景の粉本を通して,古都の趣き漂う寺社や庭園の風景から,時代の移り変わりを感じさせる街灯輝く四条河原の風景まで,明治の京都の世界をご紹介します。

 【主な展示予定作品】 望月玉溪 《平安百景之内 鴨磧納涼之図》 ほか

  
    
ギャラリートーク
(展示解説)

10月18日(火)
12:15〜12:45

※事前申込不要・無料
 第5期 「美人画―粧いと風俗」

                            平成28年10月29日(土)−12月4日(日)


  明治〜大正期に描かれた美人の粧いと風俗描写にスポットを当てた展示です。土田麦僊《髪》や木村斯光《もだえ》等,華麗な模様の着物や,優美で色香のあるしぐさが目を引く作品を出品します。また中国絵画に関心を持った森谷南人子の《麗艶》等,中国女性をモチーフとした作品にもご注目ください。


 【主な展示予定作品】 土田麦僊《髪》,森谷南人子 《麗艶》 ほか


ギャラリートーク
(展示解説)

11月29日(火)
12:15〜12:45

※事前申込不要・無料


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