「令和3年度芸術資料館収蔵品展」
京都市立芸術大学芸術資料館の収蔵品は,本学における教育の歴史の中で様々な機会を得て蓄えられたものです。
会期を5回に分けて紹介します。
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【会期繰り上げ終了】
第1期
「素描 線の跡を見つめて」
4月9日(土)〜5月11日(日) → 4月27日(火)まで
京都市立芸術大学美術学部は,美術科,デザイン科,工芸科,総合芸術学科で構成されています。実技系の科ではそれぞれ異なる技法や材料で制作を行いますが,物を見て形づくる基礎的なスキルとしての「素描」は欠かせません。本展では,制作の垣根を越えて行われる「素描」に着目し,日本画・油画・版画・染織の異なる技法の作家たちの素描を展示します。制作の基礎としてだけではなく,作家の関心を物語り,表現の習作でもある素描を見つめます。
【主な展示予定作品】
石崎 光瑤 《 緋縅綬鶏 》 1931年
フェリックス・レガメ 《 槇村正直像 》 1876年 ほか

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新型コロナウイルス感染症拡大防止のためギャラリートークを中止します。
ギャラリートーク
(展示解説)
4月27日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料 |
第2期
「新収蔵品展 2019−2021」
5月15日(土)〜6月20日(日)
令和2年度に新たに収蔵した作品と,昨年コロナ禍により紹介できなかった令和元年の新収蔵品の中から選りすぐりを紹介します。日本芸術院会員中井貞次の臘染作品をはじめとする本学退任教員からの記念寄贈品や,井島勉旧蔵の菊池一雄塑像作品など本学の歴史にちなむ寄贈作品を中心に,日本画・版画・写真・彫刻・染織・陶磁・デザインの分野に収蔵品を加えることができました。
【主な展示予定作品】
中井 貞次 《 西域の風 》 2003年
西田 眞人 《 水光 》 2007年 ほか

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ギャラリートーク
(展示解説)
6月15日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料 |
第3期
「にんきもの 収蔵品貸出ランキング展」
6月26日(土)〜8月1日(日)
当館の収蔵品は,約42,000点,約4,300件にのぼります。当館の収蔵品展だけでは,なかなかそのすべてをご覧いただくのは難しいのが現状です。しかし,当館では他館の展覧会への出品依頼に応え,美術書や雑誌,テレビの芸術や歴史番組への画像提供に協力することで,収蔵品を広く一般の方々にご覧いただけるよう努めてきました。本展では,外部への収蔵品及びその画像の貸出において人気が高かった収蔵品を紹介します。
【主な展示予定作品】
小野 竹喬 《 南国 》 1911年
土佐 光茂 《 足利義晴像 》 室町時代 ほか
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ギャラリートーク
(展示解説)
7月6日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料
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第4期
「平成の日本画」
9月14日(火)〜10月17日(日)
平成時代に制作された本学ゆかりの画家による日本画作品を展示します。平成は新たな千年紀を迎えた時代で,歴史の節目を感じさせます。日本画の世界でも,変化は明確になってきました。本学の教員をつとめた岩倉寿,小嶋悠司,竹内浩一,山岸純,山ア隆夫ら日展や創画会など美術団体で活躍する作家のみならず,本学に学んだ畠中光亨,林潤一らのように新しい枠組みの中で活躍する画家たちが増えていく時代です。
【主な展示予定作品】
山ア 隆夫 《 向日葵 》 1991年
畠中 光享 《 樹下還相 》 2002年 ほか

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ギャラリートーク
(展示解説)
10月12日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料
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第5期
「KYOTOのYUGA!油彩画コレクション展」
10月23日(土)〜11月28日(日)
当館には,200点を越える油彩画のコレクションがあります。本学卒業生や元教員,京都出身者など京都にゆかりのある作家たちの作品で構成されています。その中から,特に戦後から現代にかけて制作された作品を中心に紹介します。
【主な展示予定作品】
須田 国太郎 《 走鳥 》 1953年
伊庭 伝次郎 《 牛窓風景 》 1964年 ほか

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ギャラリートーク
(展示解説)
11月16日(火)
12:15〜12:45
※事前申込不要・無料 |