京都市立芸術大学芸術資料館
平成29年度陳列室展示記録

 「平成29年度芸術資料館収蔵品展」


 京都市立芸術大学芸術資料館の収蔵品は,本学における教育の歴史の中で様々な機会を得て蓄えられたものです。
 29年度は会期を5回に分けて,学校史の語り部と言える資料の中から主なものを紹介します。

 
 第1期 「動物画(アニマルズ)−京芸に棲むいきものたち」 
                        4月11日(火)〜5月14日(日) 


 稲垣仲静《豹》などの卒業作品や入江波光の模写による《駿牛図》など,当館収蔵の動物画を展示します。また角倉一方堂《加彩猿置物》や川本半助《霊獣飾蓋物》などの工芸もあわせて出品します。動物というモチーフの造形の面白さや込められた意味などご紹介します。


【主な展示予定作品】 稲垣仲静 《豹》 大正6年
               大村廣陽 《水牛》 明治44年
               入江波光 《駿牛図》 昭和8年  ほか



ギャラリートーク
(展示解説)


5月9日(火)
12:15〜12:45

※事前申込不要・無料
 第2期 「貌(かお) ポートレイト ・ マスク ・ ドール」
                        5月20日(土)〜6月25日(日)」


 
土佐派絵画資料に含まれる武将や茶人の肖像,《伝源頼朝像》や《一休和尚像》の模本,ニューギニア民族資料の仮面,江馬務・吉川観方監修の風俗人形などの面貌や姿かたちに着目し,それぞれの特性や共通する点について考える展示です。

【主な展示予定作品】 土佐左兵衛 《柿本人麿像》 制作年不詳

              
井浦狂阿弥 《うたけのひま》 大正14年  ほか


ギャラリートーク
(展示解説)

6月20日(火)
12:15〜12:45

※事前申込不要・無料
 第3期 「新収蔵品展 2016―2017」
                           7月1日(土)〜8月6日(日)


 近年新たに収蔵した清水芳夫旧蔵の南米古土器や京都府画学校教員による寄合書画軸,3代三木表悦や冬木偉沙夫,千熊章禄などの本学ゆかりの作家の作品・資料を学内初公開します。つくられた時代も場所も越えて当館に集った多彩な作品・資料をお楽しみください。

【主な展示予定作品】  作者不詳 《彩文人像壺》 4世紀前後
               三木表悦(3代) 《四君子蒔絵彩漆手箱》 昭和時代  ほか


                     
        
ギャラリートーク
(展示解説)

7月11日(火)
12:15〜12:45

※事前申込不要・無料
 第4期 「東アジア文化都市2017京都開催記念@ 東アジア 美の競演/饗宴」
                       
9月19日(火)〜10月22日(日)

 
本年開催される東アジア文化都市2017京都を記念し,京都,中国,韓国(朝鮮)にちなんだ作品・資料を展示します。絵画や陶磁器,図案など東アジアの文化の競演/饗宴をご覧ください

【主な展示予定作品】 神坂雪佳 《観楓図》 明治末〜大正初期
               作者不詳 《色絵七宝透文手焙》 江戸時代中期
               作者不詳 《五帝図》 朝鮮李朝時代/嘉靖41年
               作者不詳 《白地劃花牡丹文鉢》 北宋〜金時代  ほか


    
ギャラリートーク
(展示解説)

10月17日(火)
12:15〜12:45

※事前申込不要・無料
 第5期 「東アジア文化都市2017京都開催記念A
               古画を活かす 保存修復専攻の学び」

                 
      10月28日(土)〜12月3日(日)


 本学保存修復専攻は,当館収蔵品を活用した古画の技法研究と模写制作を行っています。本展では東アジア絵画を中心に,原本の古画と模写作品,研究・制作に関連する資料などを展示します。一般にはなかなか知る機会がない,同専攻の活動をぜひご覧ください。

【主な展示予定作品】 入江波光 《十二天像 水天像》 明治45年

           祇園井特 《遊女宮城野図》 江戸時代後期  ほか

ギャラリートーク
(展示解説)

11月28日(火)
12:15〜12:45

※事前申込不要・無料


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