ごあいさつ | |
日本で最も長い歴史を持つ芸術大学である京都市立芸術大学の京都駅東地区移転を記念して、特別展「京都芸大〈はじめて〉物語」を開催します。 明治の始まりとともに全国に先駆けて各種の学校を開いてきた京都。美術の学校は明治11年、南画家田能村直入が京都府知事あてに画学校設立を進言したところから動き出し、同13年7月1日、日本初の公立美術学校として設立、三条実美が「日本最初京都画学校」と命名しました。最初の校舎は京都御苑内にありました。国の組織では西洋式の美術を伝える工部美術学校が既にありましたが、京都府画学校は西洋画、写生画、南画、やまと絵等を幅広く学ぶ絵画の学校としてスタートしました。本展では、画学校設立当時の教員らの作品や実際に教材として使用された絵手本、初代校長となった田能村直入が参考資料として寄贈した中国絵画等を通して、本学のはじまりの軌跡をふり返ります。
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令和6年6月 主催者 |
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