| 新収蔵品展 Ⅲ |  |
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| 平成１６年９月２１日（火）～１０月１７日（日） | |||
| 会場：京都市立芸術大学芸術資料館陳列室 | |||
| 今回は，新収蔵品の展示です。平成15年度に新たに収蔵された166点の資料（購入80点，寄贈81点，卒業作品5点）の中から，卒業作品を除く資料の一部を展示いたします。多数の寄付を受けたため，3回に分けて展示を行います。 3回目にあたる今回は，元本学教授の日本画家大野俶嵩の本画と写生に，四条派の祖呉春の貼交ぜ屏風などを展示します。 大野は本学の前身京都市立絵画専門学校を卒業，初めパンリアル美術協会に所属しました。その後，麻布を使った抽象作品から，中国古画を思わせる写実感覚の花の作品へと画風が大きく変化したことで知られ，多数の写生やエスキースは，その軌跡を示してくれます。併せて大野と学年を同じくした画家たちの卒業作品を並べ，彼等の学んだ時代を感じていただけるようにしました。 呉春は四条派の祖です。本学の前身である京都府画学校には，森川曽文ら四条派の教員がおり，京都写生画派の流れを継承していました。三島神社に奉納されたというこの三十六歌仙図は，一部損傷が惜しまれますが，制作の経緯がわかる呉春の作例として貴重です。併せて明治末期に雨森菊太郎氏より寄付された呉春画模本を展示します。 ほかに，元禄期の貴族趣味を偲ばせる絵画として，京狩野四世永敬の絵に，近衛基煕ら和歌三首が寄せ書きされた歌絵軸の寄付も受けております。 ご寄付いただきました方々には，重ねて厚くお礼を申し上げます。 |
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| 展示データ コード：E192／開催日数：27日／展示点数：42点 |
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| 作者解説 |
