川端彌之助絵画資料 |
かわばたやのすけかいがしりょう |
川端家から寄付された洋画家川端彌之助の素描資料。大正から昭和に至るまで広範囲の年代に描かれた素描など343点が残される。大正期の渡欧に関する資料が貴重である。素描の他習作も含まれる。川端彌之助(1893〜1981)の略歴は以下のとおり。京都市に生まれる。大正8年(1919)沢部清5郎の門下となって関西美術院に学ぶ。同9年(1920)第7回二科展に初入選、同11年(1922)渡仏、シャルル・ゲランに師事する。同14年(1925)帰国して、第3回春陽会展に滞欧作を出品、以後は同会に発表。昭和7年(1932)第10回春陽会展で春陽会賞を受賞、同14年(1939)会員に推挙される。同24年(1949)京都市立美術専門学校の教授となり、京都市立美術大学教授として同38年(1963)退任。同46-54年(1971-79)嵯峨美術短期大学教授をつとめる。同47年(1972)第1回京都府美術工芸功労者、翌年京都市文化功労者として表彰される。 |
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