伊藤柏台絵画資料 |
いとうはくだいかいがしりょう |
伊藤家から寄付された日本画家伊藤柏台の素描資料。画稿2点、写生帖3冊、風景ほか写生16点の21点。明治末から大正期のものが遺る。伊藤柏台(1896〜1932)の略歴は次の通り。京都市中京区に生まれる。本名新太郎。大正3年(1914)京都市立美術工芸学校絵画科を卒業。同年研究団体密栗会を結成(翌年解散)。大正8年(1919)同絵画専門学校を卒業。同年第2回国展に《松並木》を選外出品。大正13年(1924)第4回国展に《冬の日》が入選、以後昭和3年(1928)の国画創作協会解散まで、同展に出品。大正15年(1926)に会友に挙げられた。昭和3年には新樹社を結成、翌年の第1回展に《風景》を、第2回展に「薮」などを発表した。昭和6年(1931)美術倶楽部にて素描個展を開催。30代半ばにして夭折した。 |
(C)京都市立芸術大学芸術資料館 |