| 秋季展 |  |
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| 平成１５年１０月７日（火）〜１１月３日（月） | |||
| 会場：京都市立芸術大学芸術資料館陳列室 | |||
| 恒例となりました秋季展では，先年本学を退任された榊原吉郎名誉教授から寄付された榊原家絵画資料を中心に構成しています。 明治大正期の染色家である榊原芦江の九男四女のうち，雨村，紫峰，苔山，始更，弘の五人は，本学の前身である京都市立絵画専門学校を卒業して画家となりました。これほど多数の兄弟が相前後して画家の専門教育を受けた例は稀でしょう。当時の学校には教師として竹内栖鳳，山元春挙，菊池芳文らがいました。 雨村は，美術団体と関わりのない活動を選びました。紫峰は，はじめ官展に出品しましたが，やがて大正7年に結成された国画創作協会の革新運動に加わり，後に美術団体から離れました。苔山は，晩年まで官展に出品を続け，始更は，はじめ紫峰とともに国画創作協会に加わりましたが，後に美術団体から離れました。兄弟とはいいながら，画家としての生き方にはそれぞれの模索がありました。 榊原吉郎氏は苔山を父に持ちます。寄付されたコレクションは苔山の旧蔵品を核として，他の画家の家から後に譲られた資料を併せたものです。残念ながら，一部作者を明確としないものが含まれるものの，今回は，雨村，紫峰，苔山，始更の手になると思われる資料を選びました。写生資料のみならず，本画や画稿・模本を併せて展示しましたので，明治大正期の青年画家が，日本絵画を学んだありさまを，イメージしていただければ幸いです。 |
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| 展示データ コード：E188／開催日数：28日／展示点数：42点 |
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| 作者解説 |
