土佐 光成
とさ みつなり
正保3年(1646)〜宝永7年(1710)
土佐光起の長男として京都に生まれる。幼名は藤満丸。子は土佐光祐。延宝9年(1681)父の跡をついで正六位下左近衛将監に叙され、絵所預となり、内裏、仙洞御所の絵事御用をつとめた。元禄9年(1996)年従五位下刑部権大輔となるが、まもなく子の光祐に絵所預を譲って落飾し、法名を常山とした。父の画風を継承した穏やかな作品は、江戸時代の土佐派様式の定着に貢献した。
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