汪 葑
おう ほう
中国清時代
蘇州(江蘇省)に生まれる。初名は封.字は玉書といい、芥亭と号した。山水をよくし、叔父周怡山の指導を受け、近くは王石谷(王翬)や王麓臺(王原祁)を、溯っては元明の絵画を臨摸の手本とした。その作風は潤いがあって重厚であり、北画の気風を得て雄大な迫力があるとされる。
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