小川　立夫

おがわ　たてお

大正3年（1914）～平成13年（2001）

愛知に生まれる。父親も桂僲と号する日本画家であった。昭和14年（1939），京都市立絵画専門学校本科を卒業。日大大阪中学で教員を務める傍ら，絵画専門学校の研究科で学んでいる。在学中の同17年（1942），第5回新文展に《雨与》が初入選。以後，新文展および戦後の日展に出品を続ける。同30年（1955）より堂本印象に師事し，印象の画塾・東丘社に所属。同37年（1962），第5回新日展で《高台》が特選および白寿賞を受賞。同40年（1965），第8回新日展で《庭》が特選および白寿賞を受賞。以後，平成11年（1999）の第31回改組日展に至るまで，出品委嘱として出品を続けた。

(C)京都市立芸術大学芸術資料館