桑野 博利
くわの ひろとし
大正2年(1913)〜平成20年(2008)
鳥取県倉吉市に生まれる。昭和13年(1938)京都市立絵画専門学校を卒業。池田遙邨の主宰する青塔社に入る。同14年(1939)第3回新文展に《岬》が初入選し、以後同展に出品。戦後は、同22年(1947)第3回日展に《残照》を出品して以後同展において作品を発表する。また、同50年(1975)京都新聞夕刊で「花洛」の挿絵を、同59年(1984)京都新聞朝刊で冨士正晴「榊原紫峰」の挿絵を、平成2年(1990)9月から翌年7月まで週間朝日で司馬遼太郎「街道をゆく」の挿絵を担当した。
 (C)京都市立芸術大学芸術資料館