REGAMEY, FELIX
レガメー フェリックス
1844~1907
画家で版画家であったフランス人ルイ・ピエール・レガメーを父に,パリに生まれる。父の薫陶をうけ,素描画家・風景画家として若くして才能を発揮した。1876年リオンの実業家エミール・ギメの世界旅行に画家として同行,日本を訪れ,その魅力に見せられる。この時の日本紀行である『日本散策』(1878・1883)で挿絵画家としての名を確立。以後『お駒』(1883)『実用の日本』(1891)を書き上げて日本研究を進め,親日家として,フランスにおけるジャポニスムの先駆者のひとりとされる。1899年には再度日本を訪れ美術教育を視察した。1900年パリ日仏協会が設置されるとその事務局長となる。
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