おしらせ20240627
貴重書展示 「天狗草紙 -園城寺巻-」
 
  天狗草紙は、鎌倉末期を代表する絵巻物のひとつです。
 幕府の保護を受けた僧徒の多くが我執驕慢であることに嘆き、天狗道に堕ちた姿を描くことで
 当時の仏教界を批判しています。
 天狗は、古くは「日本書紀」にも登場しますが、鎌倉時代では、世を乱し、人々に災いを
 もたらす邪悪なものと考えられていました
 
 天狗草紙は全7巻からなり、本学は「園城寺巻」(カラーコロタイプ)を所蔵しています。
 詞書は、上下に雲を重ねた模様のある料紙で、他の巻とは異なっているところが特徴的です。
 
 

 
     期間: 2024年7月1日(月)〜 10月30日(水)
     場所: 図書館閲覧室展示ケース
 
              ※毎月、展示資料の紹介場面が変わります。
京都市立芸術大学附属図書館
Copyright(C) Library, Kyoto City University of Arts 2017. All rights reserved.